気温上昇に伴う生態系への影響は想像以上に進んでいる
今年も暑い夏が来ました。9年間連続で酷暑日(気温40℃以上)を記録し、どこまで続くのか心配になる程です。人以外の動植物においても、暑さの影響が顕著になってきています。気温上昇が要因の一つとなっている絶滅危惧種の数が2010年以降著しく増加しています。気温そのものがダメージとなることはもとより、生物が持つ特性が更に助長させる場合もあります。例えば、ウミガメの場合、砂の温度が高い(約30℃以上)とメスになりやすく、逆に低い(約28℃以下)とオスになりやすい傾向があります。近年の気温の上昇が原因してか、すでにいくつかの地域では生まれてくるウミガメの9割以上がメスであるとの報告があります。これでは、ウミガメが年々減少してしまい、いずれ絶滅してしまうのも仕方のないことのように思えます。気温により性別が変わる動物は爬虫類が主となりますが、捕食者としての役割を持つ爬虫類が減少することによる生態系への影響も懸念されます。地球温暖化の影響は想像以上に進んでいると認識すべきときだと感じます。

